Why IOTA
浅く調べまくっているような記事ばかりですが、その流れを引き継いでIoTAについて見ていきます。
IOTAはブロックチェーン技術ではなく、"A permissionless distributed ledger for a new economy (新しい経済に向けた非認可型分散台帳)"らしいです(出典:https://www.iota.org/get-started/what-is-iota)。
IOTAはIoT向けの分散台帳技術を提供しています。僕の本業はIoTで、IoTの進化の過程でそう遠くない時点でブロックチェーンと結びつくのだろうと考えています。具体的な根拠があるわけではないのですが、IoTがモノをネットを通じて情報として経済活動に結びつける技術であるならば、経済活動を情報化するブロックチェーン技術とどこかでシンクロするのではないか、という漠たる思いがあります。
ブロックチェーンにおける、トランザクションにまつわる費用や時間的な制約の解決を目指して考案されました。ブロックチェーンがトランザクションをブロックという単位にまとめて、それらを紐付けてブロックチェーンを形成するのに対し、トランザクションを個々に一連の流れとして結びつけたTangleを基本のアーキテクチャとしています
「'pay-it-forward'」という考えにより、採掘報酬等はなく(要確認)、Tangleのネットワークへの参加は少額の費用で済むようです。
以下に、IOTAの特徴を項目ベースで挙げます。
- Highly Scalable
- Low Resource Requirements
- Zero-fee transactions
- Secure Data Transfer
- Offline Transactions
- Quantum Immune
その他、有効非巡回グラフ、量子耐性などが挙がっています。
Zero-fee transactionsとかOffline TransactiosnとかIoTの世界では特に魅力的ですよね。ブロックチェーンだけだと、デバイスのデータはブロックチェーン以外に保存して、管理作業にのみ使用するしかないな、と考えていました。それに、デバイスはしばしばOfflineになるので、IoTのIoTらしいデバイスからのデータについては、ブロックチェーンには乗ってこないだろうと考えていました。こうした点がIOTAのTangleだと解決されるのかもしれません。
どこから始めるか
この手の根本的なところからたとは異なる記述については、ホワイトペーパーを読むべきかなと思います。
とにかく何か動かしてみたい場合は、Developer Documentationに進みましょう。なかでも手始めにプライベートチェーンならぬ、プライベートTangleを動かしてみてはいかがでしょうか。
手元にRaspberryPiがあるならば、こちらをトライしてみたいです。
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