QFS (Quantum Financial System)が使われている?

自分が今作ろうとしている、IoTソリューションではブロックチェーンを使って個人情報保護を可能にする仕組みを組み込む予定です。ブロックチェーンではゼロ知識証明という暗号理論領域での技術を使うことができます。ゼロ知識証明を使用すると、トランザクションつまり取引の内容を適度に隠しながら、資産の移動を可能にできます。そのようにして作成したSmart ContractのOpenSea.ioでの出品例がこちらです。テストネットにスマートコントラクトを配布して、それを活用して出品しています。

ゼロ知識証明では、「内容を明かさずに、正規に入手した資産を持っていることを証明する」ことが可能で、例えば正規に市場に提供された商品の秘匿情報の中身を見ずに、正当性を証明できるので、中古品販売などで所有権が移転した場合でも、正規に取引されたものであることを証明できます。なので、今まで商品にサービスを付加した儲けようとしていた場合は、そのサービスの及ぶ範囲が直接販売したユーザーに限られていたのが、中古販売や代理店販売などのプロセスを経過した後もサービスの提供が可能となり、長い期間マネタイズできると考えています。

さて、昨今の米国の大統領選挙で使われたとうわさされているQFS(Quantum Financial System)による電子透かし(Watermark)は、上記のブロックチェーンのゼロ知識証明を使わずに、この正規性の証明をする技術として登場しました。名前にQuantumとある通り量子コンピューティング技術を使い、Swiftの呪縛から逃れるため中国とロシアが開発しているらしいのですが、リーズナブルなお値段で選挙に使えるのでしょうか?まあ、試験的に導入などで予算をつけることは可能でしょうが、量子コンピューティングで難しい暗号が解けた!とGoogleが発表したのは最近だった気がします。日経を読んだら、有料会員記事ですが、[2019年のこと](量子計算、実用化の波:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66067550Q0A111C2TJ1000/ "2019年のこと")だったようです。ネット記事を読んでもイマイチ肚落ちする解説が見つからず。

でも、実用化されたらブロックチェーンとゼロ知識証明による匿名化は大打撃だな、などと思いますし、上記の日経の記事だと実用化が進んできているようなので、やはり量子コンピューティングの情報もそろそろ本腰入れて調べないといけないな、と感じています。大学入学時にはまりすぎて他の勉強がおろそかになってしまった量子論ですが、ここにきてまた目の前に立ちふさがるとは、といった感じです。

出遅れ感はありますが、以下の2冊をアマゾンで買ってみました。


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